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電人ザボーガー [DVD評価]

MOVIE評価(30点)
出演:板尾創路、古原靖久、山崎真実、宮下雄也、渡辺裕之、柄本 明、竹中直人
監督:井口 昇
本編:114分
2011年(日本)
1974年にテレビ放送された特撮ドラマ『電人ザボーガー』を映画化。主演はなぜか板尾創路が務めている。
板尾(の映画)ファンの私としては観ないわけにもいかず、彼が出ている以上、何か変わった演出が有るのだろうということで観てみたのだが、残念ながら、意表を付いた演出は全くなく、正直、最後まで観るのが苦痛だった(苦笑)。
幼少期に観た記憶があるドラマだったので、音楽と効果音は少し懐かしく感じたものの、その他は全く心に響かない映画だった。それよりも、幼い頃に観ていた『電人ザボーガー』が、こんな馬鹿ドラマだったことに初めて気付き驚いた(笑)。当時の子供達は、こんな陳腐なストーリーと特撮に夢中になっていた(騙されていた)ことに気付き、ある意味、ショックだった。
ところでこの映画は海外でも上映されたらしい。日本ではまだ「懐かしい」という意味で評価している人もいると思うのだが、そういった事情を全く知らない海外の人々がこの映画を観てどう思うかを考えると、ある意味、空恐ろしいものがある(笑)。
ハッキリ言うと、この映画は5歳以下の子供にしかオススメできない。現代っ子は映像的にもマセているので、5歳でもチト厳しいかもしれないが(笑)。
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パンドラ3/革命前夜 [DVD評価]

MOVIE評価(75点)
出演:江口洋介、内野聖陽、上川隆也、小澤征悦、山本耕史、泉谷しげる、平幹二朗、江守徹、若村麻由美、板谷由夏、福田麻由子、矢田亜希子
監督:河毛俊作、小椋久雄
本編:435分
2011年(日本)
『白い巨塔』の人気脚本家、井上由美子による『パンドラ』シリーズ第3弾。WOWOW開局20周年記念番組として製作されたテレビドラマでもある。
これまでにも『パンドラ』、『パンドラ2』とレビューしてきた経緯があるので、今回も懲りずにレンタルし、一気に観てみた。
『パンドラ』ではガンの特効薬、『パンドラ2』では遺伝子組み換え食物、そして今回の『パンドラ3』では、自殺防止治療(抗鬱治療)をベースにして物語が進行する。
この3つのドラマで扱ったものには、どれも“副作用”が生じるという共通点がある。今回の場合、鬱病の主人公が躁病状態になってしまうという実に分かり易い副作用だったが、脚本家の力量と、内野聖陽の演技力が上手くミックスされ興味深く観ることができた。
近年、日本では鬱病患者が激増し、自殺者は毎年3万人以上という経済大国とは思えないようなミスマッチな現象が問題視されているが、その原因がどこにあるのかというところにまで踏み込んだストーリーになっており、毎度のことながら、なかなか見応えのあるドラマだった。
このドラマは“鬱病”をテーマにしているせいか、主役の内野聖陽以外の役者もどこか鬱的な演技が目立った。なかでも上川隆也のニヒル(虚無)過ぎる演技は少々行き過ぎかな…と思えた(笑)。無表情で台詞棒読みとも受け取れる演技は、良く言えば、役柄に成り切っていたとも受け取れるのだが、少し度を超えているようにも思えた(笑)。ラストくらいは、笑顔で締めくくってもよかったのではないかと思うのだが…(笑)。
まあ、なんにせよ、このGW(連休中)に観てみることをオススメしたい。
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三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 [DVD評価]

MOVIE評価(70点)
出演:ローガン・ラーマン、マシュー・マクファディン、レイ・スティーヴンソン、ルーク・エヴァンス、ミラ・ジョヴォヴィッチ、オーランド・ブルーム、クリストフ・ヴァルツ、マッツ・ミケルセン
監督:ポール・W・S・アンダーソン
本編:111分
2011年(アメリカ)
これまでにも何度か映画化されてきたアレクサンドル・デュマの小説『三銃士』を、『バイオ・ハザード』のポール・W・S・アンダーソン監督が映画化。これまでの『三銃士』はアトス・ポルトス・アラミスの3人が主役だったが、本作はダルタニアンが主役となっており、オリジナルにより近い設定になっている。
ポール・W・S・アンダーソンとミラ・ジョヴォヴィッチのコンビ作だけに、思わずニヤッとしてしまうような演出も凝らされている。
改めて『三銃士』を観て気付いたのは、どうやら『ルパン三世』というのは、『三銃士』を基にして作られたのかな?ということだった。この映画の場合、三銃士と言うより、四銃士という感じだが、悪女ミレディと峰不二子がダブって見えた。ちなみにアトスがルパン、ポルトスが次元大介、アラミスが石川五右衛門といったところだろうか…。
主役のローガン・ラーマンはどこかで観た俳優だと思ったら『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』の主役だった。あと、タレントのほしのあきと少し顔が似ているなと感じた(笑)。
最後に、この映画の邦題(副題)は少し長過ぎると思う。オリジナルの『三銃士』だけでは過去の作品と区別がつかないというのは理解できるのだが、「ダ・ヴィンチの飛行船」まで付ける必要は感じられなかった。長々と安っぽいタイトルになったことで興行的にも損をしたのではないかと思う。
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ホーボー・ウィズ・ショットガン [DVD評価]

MOVIE評価(35点)
出演:ルトガー・ハウアー、グレゴリー・スミス、モリー・ダンズワース、ニック・ベイトマン
監督:ジェイソン・アイズナー
本編:86分
2011年(カナダ)
「グラインドハウス」のフェイク予告編から生まれたバイオレンス・アクション。『マチェーテ』に続く第2弾という位置付けの映画で、『ブレードランナー』の名悪優ルトガー・ハウアーが「ホーボー」というホームレスを演じている。(メジャー俳優は彼のみ)
『マチェーテ』が意外に面白かったので、懲りずにレンタルしてみたのだが、これはかなりの悪趣味映画(イカレ映画)だった。『マチェーテ』のグロ描写はまだ笑える部分もあり、ある種の爽快感も味わえたが、この映画には、笑える部分もなく、爽快感もなく、ただ、嫌悪感を覚えただけだった(苦笑)。まさに悪夢の世界をそのまま映像化したような作品で、良識を失った無法地帯での無頼漢地獄絵図という感じの映画だった。
いくら「映画はフィクション」とは言っても、この映画は、熱狂的なグロ映画ファン以外にはオススメできない。間違っても家族揃って観るような真似はしないよう忠告しておきたいと思う(笑)。
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タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 [DVD評価]

MOVIE評価(75点)
出演:ジェイミー・ベル、アンディ・サーキス、ダニエル・クレイグ、ニック・フロスト、サイモン・ペッグ
監督:スティーヴン・スピルバーグ
本編:107分
2011年(アメリカ)
ベルギーの人気漫画コミック『タンタンの冒険』をスピルバーグ監督が映画化。製作は『ラブリーボーン』のピーター・ジャクソン。
もはやレビューするまでもないメジャータイトルなので、内容については敢えて触れない。とにかく、この作品の魅力は実写と見まがうような圧倒的な美麗CGに尽きる。風に揺れる髪の毛の1本1本まで描かれており、その偏執狂的なまでにリアルなCGに目が釘付けになる。
CGの美しさは実写以上に魅力的であり、実写を超えていると言ってもいいほどだ。スピルバーグが敢えてアニメに拘ったのがよく解る。ただ、これだけリアルなのに惜しいかな、なぜか女性キャラが全く登場しない(笑)。エキストラにはいたと思うが、メインキャラが全員男(&オス)という珍しい作品だった。
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バトルシップ [映画評価]

MOVIE評価(75点)
出演:テイラー・キッチュ、浅野忠信、ブルックリン・デッカー、リーアム・ニーソン、アレクサンダー・スカルスガルド
監督:ピーター・バーグ
本編:131分
2012年(アメリカ)
ユニバーサル映画100周年記念作品として製作されたSFアクション超大作。監督は『ハンコック』のピーター・バーグ。
ディズニー110周年記念映画『ジョン・カーター』と同時に日本公開された(主演は共にテイラー・キッチュ)ことでも話題の本作、どちらもこのGW映画の目玉作品ということで、先週に引き続き、観に行ってきた。
世間一般では、『ジョン・カーター』よりも『バトルシップ』の方が圧倒的に人気があるようで、今日の映画館も満員だった。果たして、どちらの映画が面白いのか? これが今回のレビューの目的であり、このGWに映画を観に行こうと思っている人が1番知りたいところだろうと思う。「『タイタンの逆襲』はどうなんだ?」と言う人がいるかもしれないが(笑)。
冗談は置いておいて、早速、結論を述べよう。確かにド派手なアクション映画としてなら『バトルシップ』に軍配が上がる。しかし、総合芸術的な映画として評価するなら、『ジョン・カーター』の方が上であり、心に残る映画として評価しても圧倒的に『ジョン・カーター』が上、加えて、夢のある映画としても『ジョン・カーター』が上、さらに、女性や子供を連れて観に行く映画としても『ジョン・カーター』が上だろうと思う。
『バトルシップ』は『トランスフォーマー』のハズブロ社が製作しただけに、あくまでもアトラクション映画という感じで、ストレス解消にはもってこいの映画だが、冷めた目で観れば、かなりの御都合主義的な映画だった。『ジョン・カーター』を酷評する人であれば、『バトルシップ』の方がはるかにツッコミ所満載だと思えるのだが、都合良く、そちらの方には目が行かないらしい。
『ジョン・カーター』は素直に続編が観たいと思ったが、『バトルシップ』は続編をそれほど観たいとは思わなかった。『バトルシップ』の続編に期待するものは、結局、『トランスフォーマー』と同様、CGの進化によるより過激な破壊シーンでしかないが、『ジョン・カーター』には「破壊」ではなく「未来」があった。
結局のところ、『バトルシップ』>『ジョン・カーター』という評価をしている映画評論家の類いは、“過激な映画”という意味でしか映画を評価することができない心の貧しい人々なのだろうなと思う。それが、この2つの映画を観て分かったことだった。
と言っても『バトルシップ』が面白くないというわけではないので、このGWは『ジョン・カーター』と『バトルシップ』の2本を観ることをオススメしておきたいと思う。
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インモータルズ −神々の戦い− [DVD評価]

MOVIE評価(70点)
出演:ヘンリー・カヴィル、ミッキー・ローク、ジョン・ハート、スティーヴン・ドーフ、フリーダ・ピント、ルーク・エヴァンス、イザベル・ルーカス
監督:ターセム・シン・ダンドワール
本編:111分
2011年(アメリカ)
独特な映像で知られるインド出身のターセム監督最新作。『ザ・セル』以来、3本目の作品となる本作『インモータルズ』のテーマはズバリ『神』。と言っても、古代ギリシャ神話の世界(オリンポスの神々とタイタン族の戦い)を描いた作品だ。『タイタンの戦い』と『300<スリーハンドレッド>』を足したような映画だが、ターセム独特の豪壮な映像が堪能できる作品に仕上がっている。
主役のテセウス(テーセウス?)を演じているのは、新スーパーマン役のヘンリー・カヴィル、ゼウスを演じているのが新『三銃士』のルーク・エヴァンス、悪党ハイペリオン役にミッキー・ロークと、キャストもなかなか豪華な顔ぶれだ。
この映画の予告編は以前、映画館で観たことがあるのだが、その予告編のイメージと随分違った感じの映画だった。予告編では描かれていなかったシーンが多く、実際に映画本編を観てみると、当初思い描いていた印象とは全く別物の映画だった。(褒め言葉)
中でもゼウス率いる神々とタイタン族のバトルシーンは圧巻の一言で、そのあまりに容赦のない豪快さに笑ってしまった(笑)。このシーンを観るだけでもレンタルする価値が有ると思うが、ヘタなスプラッター映画は吹き飛んでしまうほどのド迫力だ。ブルーレイで観たので余計にリアルに感じたのかもしれないが、神々とは思えないほどの凄まじい戦いだった(笑)。
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テイカーズ [DVD評価]

MOVIE評価(60点)
出演:マット・ディロン、ポール・ウォーカー、ヘイデン・クリステンセン、マイケル・イーリー、イドリス・エルバ、ゾーイ・サルダナ
監督:ジョン・ラッセンホップ
本編:107分
2010年(アメリカ)
マット・ディロン、ポール・ウォーカー、ヘイデン・クリステンセンと、新旧イケメン俳優が顔を揃えたスタイリッシュ・アクション。5人の犯罪チーム「テイカーズ」(ベタベタなチーム名…)の活躍(?)を描いたゲーム感覚のアクションムービーと言えば分かり易いかもしれない。
内容的には銀行強奪もので、ポール・ウォーカーが出演している『ワイルド・スピード』とゾーイ・サルダナが出演している『ルーザーズ』のような雰囲気を持った映画だった。この2人にとっては、同じような映画に抜擢されたことで、イメージが定着してしまった感がある(笑)。
逃走シーンのスピード感は『アルティメット』、ガンアクションは『スモーキン・エース』といったところで、アクション映画としてはなかなか見応えがあるものの、いかんせん、ストーリーが中途半端なので、観終わった後には何も残らない。そんな刹那的なアクションドラマだった。
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ジョン・カーター [映画評価]

MOVIE評価(85点)
出演:テイラー・キッチュ、リン・コリンズ、マーク・ストロング、キアラン・ハインズ、ドミニク・ウェスト、ダリル・サバラ
監督:アンドリュー・スタントン
本編:133分
2012年(アメリカ)
ディズニー生誕110周年記念として製作された超大作SFアドベンチャー。1917年に書かれたエドガー・ライス・バローズの小説「火星のプリンセス」を初の実写化。監督はピクサーアニメ『ウォーリー』のアンドリュー・スタントン。主役のジョン・カーターを演じているのは、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』で注目された若手俳優テイラー・キッチュ。テイラー・キッチュにとっては今年は当たり年で、ほぼ同時に公開された超大作映画『バトルシップ』でも主演を務めている。
この映画は本国アメリカでは大コケした映画ということで、史上最高の赤字興収映画になるのではないか?という酷評も為され、日本でもあまり話題になっていない。ヤフーの映画掲示板などを覗いてみても酷評の嵐で、本当に面白くない映画なのだろうか?と疑問に思っている人が大勢いるのではないかと思う。実は私もその1人だった。あのディズニーが110周年記念で製作した大作映画だけに、どうしても信じられなかったので、自分の目で確かめようと勇気を出して観に行ってきた。
さて、実際に観てみた結果の方はどうだったのかと言うと、世間の風評に反して実に面白かった(笑)。「これぞ映画だ!」と呼ぶに相応しいディズニーらしい夢のある映画だった。やっぱり直感を信じて観に行って良かったと思いつつ、他人の意見は全くアテにならないということを再確認した。特にヤフー映画掲示板には、愛想が尽きた。面白くない映画を「面白い」と言うサクラや、面白い映画を「面白くない」と言う逆サクラ(通称:アラシ)の存在によって、映画の文化が損なわれかねない憤りを感じた。
映画の評価に個人差があるとはいえ、この映画は、どう酷評しようにも平均点以下ということは有り得ない映画だと思う。個人的な感想を述べさせてもらうと、昨年上映された映画でこれ以上の映画は見当たらない。それが率直な感想だった。
『アバター』と『スターウォーズ』を足して2で割ったような映画だと言えば分かり易いかもしれないが、オリジナルはコチラの方であり決して真似をしているわけでも影響されたわけでもないということを忘れないように。
現在、映画館で観るべきか観ないべきか迷っている人がいるなら、是非、映画館に足を運んで観ることをオススメしたいと思う。
ところで火星のプリンセスを演じていたリン・コリンズがタレントのはるな愛に似ていると思えたのは私だけだろうか(笑)?
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ミケランジェロの暗号 [DVD評価]

MOVIE評価(70点)
出演:モーリッツ・ブライプトロイ、ゲオルク・フリードリヒ、マルト・ケラー
監督:ウォルフガング・ムルンベルガー
本編:105分
2010年(オーストリア)
『ヒトラーの贋札』のスタッフが贈る、新たなるナチス系サスペンス。主演は『es[エス]』のモーリッツ・ブライプトロイ。
ナチスの圧政が舞台の映画は息詰まるほどの不条理な圧迫感を伴った映画が多いが、この映画の場合、ナチスとは言っても少しユルい感じなので、それほど緊張感は感じられなかった。しかし、二転三転するサスペンスフルなストーリー展開は秀逸で、意外に見応えのある映画に仕上がっていた。
ストーリーは、幻のミケランジェロの絵画を巡るナチスと画商の駆け引きを描いた作品だが、この映画で描かれているものは、実は「本物」と「贋作」である。絵画にも「本物」と「贋作」が有るように、人間にも「本物」と「贋作」が有る。「ナチス」という贋作に目が眩んだ人間は、本物と贋作を区別することができない。自らが贋作であるがゆえに、最後まで本物を手に入れることができないという皮肉を描いた作品でもある。
幻のミケランジェロの絵画には複数の贋作があることが伏線として描かれているので要注目だ。このシーンを見落とすとラストのオチが読めないかもしれない(笑)。
父が息子に残したメッセージ「視界から私を離すな」、これもあるシーンを見落とすと謎が解けないので要注意だ。何気ないシーンが伏線となっているので、一瞬たりとも目が離せないが、その伏線に気が付いた人は、思わずニンマリとしてしまうはずだ(微笑)。
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